天王寺動物園のツルたち2

ツル舎

スタッフブログをご覧のみなさま、いつもありがとうございます

さて、昨年の8月に投稿された「天王寺動物園のツルたち」という記事を覚えている方はいらっしゃいますでしょうか…?
↓こちらからご覧いただけます
https://www.tennojizoo.jp/blog/4144/

第2弾があります!!と予告しておいて、気がつけばもう3月…
楽しみにされていたみなさま!申し訳ございません

今日はその第2弾をお届けしていきますので、ぜひ最後までご覧ください

トップバッターはオグロヅル

え?タンチョウじゃん。。。

と思ったそこのあなた!!!

日本人のよく知るタンチョウに似ていますが、オグロヅルはタンチョウよりも少し小柄です。

名前の通り、尾羽が黒いことから「尾黒(おぐろ)」と名付けられたと言われています。

実はタンチョウは翼を閉じている時に、翼の先の黒い羽が尾羽に見えるだけで本当の尾羽は白色なんです!

天王寺動物園では2羽のオグロヅルを飼育しています。

ヤブサメ(オス)

飼育員が腰回りにつけているポーチや軍手をつつくのが大好き!突く様子が、馬に乗って矢を射る「流鏑馬(やぶさめ)」のように鋭いということで、この名前になりました!
人のいる方に寄ってくることが多いので、近くで観察しやすいと思います

ツルミ(メス)
天王寺動物園に来た当初はとても怖がりで暴れてしまうことがありましたが、今は落ち着いて過ごしています。オキアミはエサ台の近くに置くと食べませんが、プールの縁に置くと食べるというこだわりの持ち主(笑)

続いてホオジロカンムリヅル

特徴はなんといっても頭の上の冠のような飾り羽!
このカンムリはオス・メスどちらにもあります。
生息地はアフリカの草原で、穀物の種や昆虫、カエルなどの小動物などを食べる雑食性です。
絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。

天王寺動物園には3羽のホオジロカンムリヅルがいます。
(鳥の楽園に2羽います)

セルフ(オス)
鳥の楽園にいるジロウの息子。幼鳥の時、普通は母親から餌をもらって育ちますが、自分で餌を食べていたため「セルフサービス!」ということでこの名前になりました!

続いてアネハヅル

アネハヅルはツルの仲間の中で一番小さい種とされています!
体は灰色がかっており頭部から胸元にかけては黒色、目の後方あたりから伸びる白い羽がとても印象的です繁殖地と越冬地を行き来する際にヒマラヤ山脈をも超えて移動することが知られています!

天王寺動物園には2羽のアネハヅルがいます。

ツクバネ(メス)

求愛や威嚇のために飛び跳ねる様子が植物のツクバネに似ていたため、この名前になりました。(ツクバネはビャクダン科の植物で、果実の形が羽付きで用いるつくばねに似ていることが名前の由来だといわれています)

テンクウ(オス)

アネハヅルが一番高い位置を飛ぶツルであるため、「天空を飛ぶツル」ということでこの名前になりました!

最後はナベヅル

家族単位で縄張りを持つといわれるナベヅルは、シベリアや中国北東部で繁殖し、冬の厳しい寒さをさけるため日本に渡来します。全身は灰色がかっていますが、首から上が白く頭部には赤い皮膚が露出しているのが特徴的です
絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。

天王寺動物園には3羽のナベヅルがいます!

カナコ(メス)

天王寺動物園に来た当初、たくさん鳴いていたため「奏でる子」ということでカナコになりました。高齢で動きもゆっくりしているカナコは癒し系ツルです。(生年月日は不明ですが31歳以上です)

コハル(メス)
国内で飼育されている数が減っているナベヅルに小春日和のように暖かい未来が訪れますように、という願いが込められています。

アカツキ(オス)
夜明けという意味の「暁(アカツキ)」からとった名前です。コハルと同様に、ナベヅルの未来が暁のように明るくなっていきますように、という願いが込められています。

天王寺動物園のツルたち、覚えていただけましたでしょうか?
これだけの種類のツルたちを見比べられる動物園は中々ありません!
同じツルでも、迫力を感じたり、気品を感じたり、不思議な見た目だったりと、思わず見入ってしまいます一種一種の違いをじっくり観察してみると、みなさんのツルのイメージが変わるかもしれませんね
ご来園の際は、ぜひ!ぜひツル舎にお立ち寄りください

おまけ
ふと園内にある木に目をやると、、、

アオサギ(野生)の巣を発見!ちょうどヒナもいましたが、巣立ちの日はそう遠くないようです結構たくさん巣があるので探してみてくださいね!

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