キュート代表??

アイファー(爬虫類生態館)

突然ですが、みなさんは日本の動物にどんなイメージがありますか?

大きい!カラフルで派手!迫力がある!というよりは、「趣がある」といった言葉の方が適しているような気がして、飼育していても正直に「地味だなぁ」と思います。

ですが!よ~~~く見るとキュートな顔つきの動物がたくさんいるんです今日はそんなキュート代表?のニホンイシガメの食事風景を見てみましょう

枯葉のような色味のギザギザな甲羅を背負ったニホンイシガメの顔をじーっと見つめます。そうすると、まるで「なに?」と言っているかのようにつぶらな瞳でこちらを見つめてくるのです。その度に、遠目で見ると分からない可愛さに心を鷲掴みにされてしまいます。

ごはんのペレットを見つけると、ゆっくりと顔、そして腕を動かします。「はっ!」と気合を入れるかのように素早くペレットを口にする、そんな様子もまた愛くるしいのです


ニホンイシガメは、野生下では昆虫や貝を食べています。実は肉食傾向の強い雑食性の爬虫類なのです。とはいえ、これらの食べ物は人里の衰退で取れなくなり、地域によりますがニホンイシガメは自然から少しずつ姿を消しています

そして、ここ大阪府では大阪府レッドリスト2014によって絶滅危惧種に指定されています。

私たちとずっと一緒に生きてきたニホンイシガメが再び自然の中で元気に暮らしていけるように、アイファーではその第一歩として繁殖に取り組んでいます

ここ数日の暑さで、冬眠していたニホンイシガメたちが徐々に目覚めてきました。無事に繁殖できるのかどうか、とても楽しみです。


以上、アイファー担当飼育員さんからのお便りでした

天王寺動物園は現在クラウドファンディングに挑戦しています。

『水辺の原風景をアイファーに』

ニホンイシガメの保全教育のため、展示場のリニューアルを目指します。

詳しくはコチラをチェック。皆様からの暖かいご支援をお願いいたします。

おまけ
4月16日~4月19日まで、飼育の日YouTube特別ライブ配信を実施しています!

↑野間馬「福」、ふれんどしっぷガーデンでの一コマ

残り2日もぜひご覧ください

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