前回、「その1」ではヒツジの毛刈りの様子をご紹介しました。(その1はこちら)
ビフォー
アフター
みんなサッパリしましたね(刈った毛は1頭あたり約3㎏もあるんです!)
刈り取った毛の行く末はというと…
そう!毛刈りとあわせて毎年の恒例行事となった「羊毛洗い」です
昨年に引き続き、天王寺動物園のボランティア団体であるzoo friendsさんが羊毛洗いをしてくれました(昨年の羊毛洗いの様子はこちら)
昨年は毛刈りから少し間を開けて羊毛を洗ったため、脂が酸化していてなかなかニオイやベタつきがとれず、色もやや黄色みを帯びていました。
そのため、今年は刈りたてほやほやの羊毛を洗いました!
まずは、糞尿などで汚れて固まった部分をカット
トリミングした羊毛を水ですすいで、大まかに汚れを落とします。
次はぬるま湯に洗剤を入れて、羊毛を浸してしばらく放置。
水が茶色くなっていますね
ゴシゴシして一気に洗ってしまいたいところですが、かき混ぜたり強く押して洗うと羊毛がダマになってしまうため、やさし~く扱う必要があります。
浸し終わったら、流水で洗剤をすすぎます。
かなり綺麗になったように見えます!
羊毛に絡まった細かい草などは、乾かした後にほぐしていく段階でとれるのだそう
この後ネットに羊毛を干して、この日は終了。
洗い終わった直後はあまりニオイを感じませんでしたが、乾くとフワッと香るヒツジ臭
でも、せっかく動物園で刈った羊毛なので、全くニオイがしないよりはかすかにヒツジ臭を感じる程度を目指しているそうです
今年はこんな実験もされていました⇩
キッチン等の油汚れのお掃除で大活躍の「重曹」を使ったら、羊毛の脂も落ちやすいのでは?
ということで、重曹を溶かした水に羊毛を浸してみたそうです!
こちらも乾かした後はやはりヒツジ臭が戻ってきた、とのことでした(なかなか手強いですね…
)
羊毛が乾いた後再び重曹に浸したり、重曹に浸した後に洗剤で洗ったりと、色々な洗い方を試されていたので、どんな方法が良かったか、またお話を伺ってみたいと思います
zoo friendsさん、ありがとうございました!
引き続きよろしくお願いします
おまけ
うとうとプッペ