世界サイの日

9月22日はサイの保護を促進するために定められた「世界サイの日」です。

 

 

サイといえば、誰もが思い浮かべるのは「角」ですよね!

今日は角のお話をしながら、野生のサイの現状について知っていただけるよう、ブログを用意しました✨

 

 

さて、サイには何本の角があるでしょう?

1本?2本?はたまた3本!?

 

答えは…1本または2本です!

 

種類によって角の数が違うんです🦏

 

角が1本のサイ…インドサイ、ジャワサイ

角が2本のサイ…シロサイ、クロサイ、スマトラサイ

 

当園で飼育しているサイは2本の角があるクロサイです🦏

左:サミア 右:ライ

 

角は伸び続けるので、自分で角を壁などに擦り付けて削って形を整えます。そのため、角は個体によって形が違い、個性が光ります✨

 

メスのサミアは長く尖った立派な角、オスのライは短く丸い角の形をしています。}

⇧サミア

⇧ライ

(大胆で活発なサミアと穏やかで優しいライの性格を表したような形…!)

 

立派な角は身を守る武器にもなります⚔️

普段仲のいいサミアとライも、たまにはお互いに角を向けあってケンカをしたり、じゃれあったりしています。

動画はこちら⇩からご覧ください☺

(動画の画質が悪くてスミマセン…

 

そんな武器にもなる角ですが、何でできているかと言うと、「ケラチン」と言う繊維状のタンパク質でできています。

 

角を近くで見ると…

パサパサとした繊維っぽいものが見えるのが分かるでしょうか?

ケラチンは私たち人間の毛や爪などを構成する成分でもあります。

 

 

そんな、サイのシンボルとも言える角ですが、この角が原因で野生のサイは絶滅の危機に晒されています。

 

サイの角は一部の地域で薬として利用されることがあります。先にお話しした通り、角は私たちの毛や爪と同じ成分なので、薬の効果はありません。

にもかかわらず誤った情報が広がり、現在も角を狙った密猟により、多くのサイが命を落としています。

 

密猟というと遠い国のお話で、どうしようもないことのように感じるかもしれません。

しかし、まずはそんな現状を知ること。また、誤った情報が広がらないよう、事実を知ることも、サイたちを守るために大切なことです。

 

 

「世界サイの日」をきっかけに少しでもサイのことについて知っていただけたら嬉しいです🍀

 

そして、ぜひライとサミアに会いにきてくださいね〜☺️

 

 

気持ちよさそうに木陰で眠るライ

 

真剣な眼差しで穴を掘るサミア

 

タイトルとURLをコピーしました