チュウゴクオオカミ「ベネ」についてのお知らせ

みなさま

いつもブログのチェックありがとうございます。
動物病院、チュウゴクオオカミ担当です。

まずはじめに、
チュウゴクオオカミ「ベネ」を治療のため、バックヤードへと移動しました。
治療が終了しても、他の個体たちとの関係性をみて、闘争を避けるためにバックヤードでの生活になります。

事の発端は、今年の3月後半に右ひざに床ずれのような傷ができて、日々の投薬や傷口の洗浄、軟膏の塗布など、飼育担当者と「ベネ」に協力してもらっていましたが、改善することはなく、逆に傷口が広がっていってしまいました。

4月3日
傷口をしっかりと確認するために麻酔をかけて状態確認を行いました。
バリカンで右後肢を毛刈りして傷口を改めて確認してみると、大きな腫瘤が毛に隠れていました。

麻酔後すぐに確認した患部

幸いなことに腫瘤は膝の筋肉などにくっついておらず、摘出できると判断できたため、すぐに動物病院へ搬送し、腫瘤の摘出手術へと取りかかりました。
約7センチ大の腫瘤を摘出することになり、右膝には大きな手術痕ができてしまいました。

動物病院にて毛刈りした患部

手術終了後、今後の治療のためにバックヤードへ移動し、寝室にて覚醒を待ちます。
約15分ほどで麻酔から目覚めて、よろよろと歩き始めました。
夕方には餌を欲しがる様子も見せていました。「ベネ」の顔つきもしっかりしてきたのですが、その日のご飯は胃腸のケアのために少なめの牛肉を与えました。

麻酔から覚醒したベネ

4月7日
患部を舐めたり、いじったりしてしまって、右膝の縫合箇所が半分ほどぱっくりと開いてしまいました。
急遽、その日の午後に再度麻酔をかけて、再縫合となりました。
今回は、強い動きにも対応できるような縫合を行ったので、しばらくはつながっていてくれると思います。
2回目の処置の後ほうが、縫合糸が皮膚を突っ張ってしまって起こる歩きにくさが、1回目よりも軽減されていそうでした。

2回目の縫合

私の反省として・・・
長く深い毛が生えているオオカミの膝に、目に見えるほどの傷ができているのに、表面の傷のように見えてしまっていました。
これは毛を押しのけるほどのものが毛の中に隠れているということに、私が気づくことができなかったという反省点になります。
普段から触ることができない動物はより慎重に観察せよと「ベネ」が改めて教えてくれたと思います。

バックヤードで暮らすことになったベネの様子は治療経過とともにブログで発信させていただきますので、引き続きのブログのチェックをお待ちしています。

 

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