先日のブログで治療をしていることをお伝えしていたハクビシンのこんこんですが、残念ながら３月１９日に死亡しました。
年明け頃から体調を崩し、麻酔をかけて検査をしたところ、肝臓がとても悪く回復は難しいと思われました。そこで、こんこんが少しでも楽に過ごせるように、お薬を工夫しながら飲ませたり、食べそうなものを色々用意する等していました。
解剖でも、やはり肝臓はかなり悪かったと思われました。
ここ2カ月ほどは食欲が落ちていましたが、用意した食べ物も少しずつ口にしてくれて、お水もしっかりと飲み、排便・排尿もしていました。
（普段は果物メインのメニューですが、追加で食べそうな物を用意しました。最初はみかんをよく食べ、そのほか、牛心臓肉、鶏のレバー、細く切った牛肉、細切れにした鶏肉、つみれなどで食べやすくしたアジ、高齢用の缶詰をお湯で溶いたものetc.）
展示場の真ん中にある麻袋のベッドにいることが多かったですが、段ボールに毛布を入れ込んだところなどで休むこともあり、自ら移動して選んでいたようです。（ペット用カーペットと湯たんぽはいまいちでしたが…）
元気な時は、展示場内に作ったアスレチックもハクビシンらしくするすると登って移動したり、ガラス面に果物をくっつけると取りに来てくれたり、消防ホースのフィーダーもはしごの上でもなんのその！平気で完食してくれていました。
また、体重計に乗る練習も段階を踏んで、進めていくとこちらの予想を飛び越えてあっという間にできるようになりました。とても活発で好奇心旺盛なこんこんだったからだと思います。
いろんなことを教えてくれてありがとう！お疲れさまでした。
