みなさま こんにちは
本日のブログは、プレゼントをもらったイヌワシについてです
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先日、株式会社オープンハウス様、サラヤ株式会社様とのコラボイベントが開催されました。
イベントに参加されたみなさまからいただいた寄付で、当園のイヌワシにお肉をプレゼントしました。
また、住宅会社さんとのコラボということで、今回はお家を大事にする動物であるイヌワシにプレゼントをいただくことになりました。
多くの鳥は卵を産んでヒナを育てる時に巣を使います。巣は毎年違う場所に作るから使い捨てという種もいますが、イヌワシは毎年同じ巣を使うことが多いです。
当園のイヌワシ達も毎年同じ巣を使っています。もちろんどんどん劣化していくので、春の子育てに向けて冬には巣の補修をします。
巣に新しく枝を運び込んだ際は置き場所や向きを微調整する様子も見られ、お家に対してかなりこだわりがあるようです。
そんなイヌワシ達のお家こだわりポイントを少しご紹介します。
イヌワシのお家こだわりポイント
①立地
高い場所が好みらしく、展示場向かって左上の隅に巣を作っています。
見晴らしが良く人の視線からも遠くて安心するのでしょうか?
ちなみに本来巣として使ってほしかったであろう場所は全く使っていません
②材質
巣の大部分は木の枝を集めて作りますが、材質にもこだわりがあるみたいです。
カシ、イヌビワ、ヒマラヤスギ…色々な種類の枝をイヌワシ展示場に置いてみましたが、気に入らない枝は見向きもされずにずっと放置されています。
お気に入りはマツの枝で、展示場に置くとすぐに巣へ運んでいきます。
マツは抗菌作用があるそうで、巣をきれいに保つための習性ともいわれています。
↓落ち葉を集めている様子
③造り
巣の外側は太くて大きな枝が置いてありますが、巣の中心付近は小枝、落ち葉、自分たちの羽などやわらかめのものが敷いてあります。
居心地を考慮しているんでしょうか?
↓実際のイヌワシの巣
そんな天王寺動物園のイヌワシ達ですが、普段は牛肉とラットを食べて暮らしています。
野生ではウサギやヤマドリを狩って食べているのですが、野生と同じものを毎日用意するのは難しいのです…そこで今回イヌワシ達へのプレゼントとして、ウサギ肉を初めて与えてみました。
↓実際のウサギ肉
オスの朱鷺は初めて見るウサギに戸惑っているようで、きょろきょろ周りを気にしつつ運ぼうとします。
メスの姫神は最初警戒して近づいてこなかったのですが、しばらくすると食べに来ていました。
普段とは違うおやつに、イヌワシたちも良い刺激になったかと思います。
株式会社オープンハウス様、サラヤ株式会社様、寄付していただいたみなさま、ありがとうございました!