一方、バックヤードでは…

マレーグマ

みなさんこんにちは!

先日、月に1回のマーサの体重測定を行いました!

開園中にやっているので、その様子を見かけたことがある方もいらっしゃると思います。

みなさんから見ると飼育員とマーサが1対1で取り組んでいるように見えますが、実はこの時、バックヤードではもう一人の飼育員が奮闘しているのです。

今日は、そんな体重測定の裏側をご紹介します!

まずは準備から!
体重計を展示場に設置するために、マーサに一旦寝室に移動してもらいます。

寝室にマーサの好物のハチミツをセット

扉を開けてマーサを呼び、寝室に移動してもらいます。

ハチミツを舐めるマーサ。マレーグマの特徴である舌の長さがよく分かります。

展示場に体重計を設置します。設置場所はコンクリートで平らにならしていますが、どうしても多少の凹凸があります。マーサが乗るとその少しの凹凸が影響して正しく数値がよめないことがあるため、ベニヤ板を敷いてぐらつきを緩和します。

正しい数値が出るか、飼育員が自分の体重をはかって確認します。

これで準備は完了!

表の飼育員のスタンバイが完了したら、バックヤードの飼育員が扉を操作してマーサが展示場に移動します。

体重測定の様子をバックヤードから見ると、こんな感じ。柵の隙間から見ているので、見える範囲が狭く、表のスタッフと声を掛け合いながら進めていきます。

マーサが体重計に乗ったら、表示される数値を読みとるのですが…

遠くから赤丸部分に表示される数字を読みとるのは、結構難しいのです

そのため、バックヤードの飼育員は双眼鏡を使って数値を読み取っています。

飼育員目線で見ると、こんな感じ↓

難しくないですか…?

数値がピタッと止まることはほとんどないので、これを数回繰り返して、多く表示された数値を体重として判断しています。

ちなみに、数値を読み取るためにもう一つ重要なポイントがあります

なにかというと、マーサのお尻が目盛りの前にくるように誘導すること!
数値が表示される部分が黒色でツルツルしているので、マーサのお尻の影がないと光が反射して数値が読めないのです…。

表でマーサを誘導する飼育員、バックヤードでじっと目を凝らす飼育員、そして体重測定に協力してくれるマーサ、2人と1頭で取り組んでいます。

ちなみに、この日のマーサの体重は66.8㎏。先月から大きな変化もなく、キープしたい範囲内であることが分かりました(増減が大きければ獣医と相談しながら餌のメニューを調整します)

マーサの体重測定の裏側、いかがでしたでしょうか?

今後もマーサが元気に活き活き過ごせるよう、取り組んでいきたいと思います

 

おまけ(今日のおまけはちょっと長めです)

体重測定の後は、展示場におやつをセットするのがルーティーン

フィーダーの攻略がクマ1早い!?マーサの巧みなフィーダー使いをご覧ください。


そんな姿勢で!?と思いますが、フィーダーが安定するように手足で支えて、くるくると回しながら上手におやつを取り出しています。

 

 

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