ニホンイシガメの観察日記③

ニホンイシガメ

みなさんこんにちは。本日も当園のスタッフブログをチェックしていただきありがとうございます。

今日もニホンイシガメを観察した、とある記録の続きをお届けしたいと思います。

観察日記①はこちらを、②はこちらをご覧ください。

 

5月20日にニホンイシガメが産卵した5個の卵。6月15日より人工ふ化に切り替えました。


6月18日。卵に光を当てて検卵しました。卵の右はしに血管が透けて見えますね。これを「発生」と呼びます。まずは卵が発育を始めている証拠です。


6月27日。2度目の検卵です。血管だけでなく、黒いかたまりが見えます。これが赤ちゃんのもとである胚(はい)なのです。

その一方で、4番と5番の卵の一部がへこみ始めました。どうしたのだろう。更に詳しい専門家の方に聞いてみると、ベッドとなる水苔をもう少し湿らせて、更に深く埋めるようにしてみてはとのことでした。実践してみると数日後にはへこみがなくなり元に戻りました。


7月6日。検卵しました。5個とも卵の中で動く赤ちゃんの姿が確認できました。ただ感動です。いつまでも見ていたいけど、早く戻してあげないといけないね。

ちなみに検卵している様子は下のようになります。この時は、誰もが心ときめく子供のように夢中になります。

卵は途中で死んでしまって中止卵になってしまうことも多いので、まだまだ油断はできません。5個の卵は無事にふ化できたのでしょうか。このつづきはまた後日お届けします。

 

 

 

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