Tenzoo小学生チャレンジを開催しました!

TenZoo小学生チャレンジ

スタッフブログをご覧のみなさま、いつもありがとうございます

天王寺動物園では10月8日~10日の3日間に「第1回TenZoo小学生チャレンジ」を開催しました!

小学校4年生~6年生を対象に実施したこのイベントはこれまでのサマースクールに代わるイベントで、今年は「動物への興味を深め、動物の観察方法を身につけ、自ら新たな発見ができるようになる」ことを目標に飼育体験とワークショップを行いました。

参加してくれた子どもたちには班に分かれて色々な動物の飼育体験をしてもらいましたので、その時の様子を少しだけご紹介させてください

↓鳥の楽園にて。たくさんの種類の鳥がいるので、ごはんもいろんな種類があります。説明を聞いた後、実際に設置してもらいました。

↓テンジクネズミの体重測定をお手伝い。大事な健康管理の一つです。

↓シロフクロウの羽の秘密。実際に触って確かめました。

↓クマは肉食?どんなものを食べているのか学んで、餌作りも体験しました。

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↓アイファーはたくさんの種類の動物がいます。リクガメの給餌を体験してもらいました。

↓カバ舎にて。寝室の掃除は重労働!重~いのでみんなで協力して運びました。

午後のワークショップは、午前中にお世話をした動物の絵を描いてもらったり、午前中の体験を通じて感じたことを発表してもらいました。

↓写真は見ずに、午前中に目に焼き付けた姿を思い出したりメモした内容を見ながら描きました。

↓慣れないマイクを使って少し緊張もしたけど、自分の言葉で感想を伝えてくれました!

職員も思わずにっこり☺

また、アイファーで子供たちの指導を担当した職員から、体験中の様子についてお便りをもらったので紹介しますね!


アイファーバックヤードにいる大阪府産ニホンイシガメの子ガメについて紹介しました。

アイファーでは2021年から大阪府産ニホンイシガメの繁殖に向けての活動を開始しました。2021年に冬眠したカメは無事に目覚め、今年(2022年)の夏に産卵し、無事に3匹の子ガメが生まれました。

TenZoo小学生チャレンジに参加してくれた子供達は小さなカメに興味深々で「なんのカメ?」「小さくてかわいい!!」と声を上げてくれました。

アイファー担当は子供達に「①目の前にいるカメは大阪府産ニホンイシガメであること②大阪府では絶滅危惧種の一つになってしまったこと③再び自然にニホンイシガメを戻すためにアイファーで個体数を増やす努力をしていること」を話しました。中学年の子供には少し難しい話でしたが、一緒にいた高学年の子供が分かりやすく説明をしてくれた姿が、印象に残りました。

少しずつ気温が下がり、再び繁殖準備に取り掛かる季節がやってきました。今年もニホンイシガメの生息域外保全の一端をきちんと担っていきます。また、ニホンイシガメの生態を知るために、少しずつ研究を始めていければいいなと思っています。

応援よろしくお願いします。


試行錯誤の第1回小学生チャレンジでしたが、子供たちはたくさん質問してくれたり、一生懸命メモをとっている姿を見せてくれました!この経験が、動物たちを好きになったり、今よりもっと興味を持ってくれることに繋がってくれたら嬉しいです。

今後もより実りのあるイベントにしていきたいと思います!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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