みなさん あけましておめでとうございます
2023年になりましたね!!
実は毎年元旦は、天王寺動物園の開園記念日でもあり、今日から108周年がスタートしました。
例年、この時期は干支の動物で盛り上がるのですが、卯年の今年は残念なことに干支の動物が当園にはおりません。そこで、他に縁起のいい動物は?と考えた結果、ツルの話をしよう!!と思い立ちました
そこで、今日は昨年生まれのタンチョウの成長の様子をお届けしたいと思います。
この記録は、2022年3月24日に産卵を確認したところから始まります。

3月25日 卵の様子
このシーンは転卵(てんらん)といって、親鳥が卵をわざと動かしているところです。鳥類の場合は、これをしないと、赤ちゃんに成長していく胚が卵の殻の内側にある膜とくっついて成長できなくなってしまうため、くっつかないように時々コロコロと転がします。
転卵がおわると、またそっと親鳥は卵の上に被さって卵を温めます。
こうやって大切に育てられた卵の中から、2022年4月26日にヒナが卵を割って出ようという音が聞こえ始めました。そして、翌日の4月27日に無事にヒナが誕生しました🐣
生まれたばかりのヒナはとにかく小さく、フワフワの茶色い羽毛に包まれています。
しかし!!ツルの成長はとにかく早い!!
この2週間後には。。。
すでに大きい
脚の関節の太さをご覧ください。体は小さいのに、太さが親と同じぐらいになっております。
ちなみにこの関節は私たちの体で言う『かかと』の部分。
この時期は、身体のサイズとかかとの大きさがミスマッチですね
孵化して1ヵ月後にはここまで成長しました。
まだ、フワフワの羽毛でおおわれていますし、まだまだ親も子ども扱いしますので、こんな可愛い場面も見られました。
多分守っているつもりだと思うのですが、全然隠れられる気配がなく微笑ましいワンショットです
そうこう言っている間に、孵化して1月半も経つと、フワフワの羽毛もだんだん白い大人の羽根に変っていきます。
そして、次の春を迎える前に独り立ちをしてもらうことになりました。
今では、頭の上の赤い模様以外は、ほとんど大人のタンチョウと変わらなくなってきました。
最近、鳴き方も大人と同じように変わってきているんですよ!
これらの日々の成長の様子を動画にもしてみました。鳴き声も聞くことができますので、もしよければ是非ご覧ください☆
大きいとはいえ、まだまだあどけなさたっぷりのタンチョウに、今のうちに是非会いに来てくださいね
1/1~1/3にはお越しいただいた方先着1000名様に、ポストカードのプレゼントもありますよ!!
詳しくは、こちらをご覧ください
