チュウゴクオオカミのミザに関するお知らせ

チュウゴクオオカミ

本日12/10の未明に、チュウゴクオオカミのミザが急死いたしました。

午前中に実施した解剖検査の結果、死因は胃拡張・胃捻転症候群(GDV)によるものだろうということが分かりました。

胃捻転とは、何らかの原因で胃が拡張してねじれてしまう病気で、それによって胃にガスが溜まって膨らみ、周りの血管や臓器を圧迫して循環不全やショック症状を起こしてしまう病気で、急な症状で対処が非常に難しいことが知られています。

一般的に、大型犬でもよく見られる死亡原因のひとつです。

ミザも、昨日の夕方の時点では非常に元気で、食欲も旺盛だったのですが、夜中に胃捻転が起こったことにより、急激に症状が悪化してしまったものと思われます。

私たちとしても、突然のことに本当に驚いており、無念な気持ちでいっぱいです。

ミザは、2010年4月7日に天王寺動物園で生まれた7つ子のうちの一頭で、その前年に生まれた兄姉たちと父母の合わせて13頭の大家族の中で育ってきました。

幼き日の兄弟たち

成長とともに兄弟間での順位争いが激化した際には、闘争により大けがを負ってしまったこともあり、その後処置にも耐えて復活し、ここまで元気に過ごしてきてくれました。

ミザには大胆な面があり、現在群れのボスでもあるメラにしつこくちょっかいをかけ、怒られる場面もよく見られるような、おちゃめなオオカミでした。

しかしながら、兄弟たち全体に徐々に高齢になってきた影響が出ており、全体的に今年の夏は暑さにバテてしまったようで、ミザも食欲が落ち、何とか必要な量を食べてもらいながら、この夏をやりすごしてきました。

秋が来て、ようやくみんなの食欲が戻ってきて、ミザも少しずつ食欲を取り戻していたところだったので本当に残念でなりません。

現在、コロナウイルス感染症拡大防止などの理由から、献花台を設けることができません。

また、ミザにはまだ残された兄弟がたくさんおりますので、寝室にもお花を飾ることは難しい状況です。ご理解いただけましたら幸いです。

これまで、ミザを可愛がっていただき、ありがとうございました。

ミザから教えてもらったことを、兄弟たちに還元していきたいと考えております。

みなさまどうぞ、これからも応援よろしくお願いします。

 

 

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