4月19日は飼育(しいく)の日

飼育員ブログ

今日もスタッフブログをご覧いただきありがとうございます

さて、みなさんは飼育の日という日をご存知でしょうか?

毎年4月19日が419(しいく→飼育)の日と呼ばれています。
※教育活動の充実や希少動物の保護・繁殖などを目的に活動している公益社団法人・日本動物園水族館協会(JAZA)が2009年(平成21年)に制定しました。

飼育の日は、飼育員をはじめとした、動物園・水族館で働く人の様々な仕事を紹介し、その仕事への理解を深めてもらうとともに、施設への関心を高めてもらうことを目的としています。

そう、今日がまさに飼育の日なのです!天王寺動物園でもイベントを行いますよ~

イベントの紹介をする前に、まずは「ふれんどしっぷガーデン」で行っている“飼育”についてお伝えしたいと思います

飼育管理を行う上で、動物たちが適切な健康を維持できているかどうかを知ることは必要不可欠です。飼育員には彼らの健康を守り、維持する責任があります。

動物たちの健康状態を知るための方法の1つとしてよく行われるのが体重測定です。
ふれんどシップガーデンの動物たちも週1回ほど体重測定をして健康チェックをしています。今回はその様子を動画でご紹介しますね

まずはヒツジから!ラッシー・チャイ・フラッペの3頭の体重測定をご覧ください。


動画のように、保定(動物が動かないように体を固定すること)はせず、ターゲット棒に吻先をタッチしてもらうことで体重計の上に誘導し測定をしています。

次にヤギ!クッキーとクリームの体重測定の様子がこちら↓


やる気満々ですね~動物たちが協力してくれることで、人も動物も安全に健康チェックができます!

続いてテンジクネズミの体重測定の様子をご覧ください

【天王寺動物園】テンジクネズミの体重測定
4月19日は飼育(419)の日!ふれんどしっぷガーデンの動物たちの体重測定の様子をご紹介しています。テンジクネズミたちはトンネルの途中に体重計を置いて、そこで体重をはかっています。他の動物たちの体重測定の様子は以下のリンクからご覧いただけます。ヒツジの体重測定→

テンジクネズミはターゲット棒を使っていませんねもちろんその方法もいいのですが、暗い場所や狭い場所を好むというテンジクネズミの習性を生かして、トンネルを通る形で自ら体重計に乗ってくれるように誘導しています。

テンジクネズミが体重計に乗ったら、リンゴの強化子(ご褒美のようなもの)を渡しています。こうすることで、体重計に乗ればいいことがある!ということを理解してもらい、継続的に体重測定ができるようになります。

最後はノマウマの体重測定です。
25歳の福は高齢といわれる年齢のため、体重の増減を知ることは欠かせません。

飼育員の手に福がタッチする方法で体重計まで誘導しています。今回は155㎏と前回と大きな差はなく、体重を維持できていることが分かりました。

このようにして、体重の増減を定期的にチェックすることで、適切なごはんの量や内容を検討し健康管理を行っています。

他にも、採血をして血液検査をしたり、日常的な観察を通して日々動物の健康を維持できるよう、彼らの生涯がより良く過ごせるように飼育管理しています。今後もスタッフブログでは動物たちの情報をはじめ、動物園で働く人の仕事や役割についてもお伝えしていきたいと思います

前置きが長くなりましたが、今日行う飼育の日イベントのご案内をします

①11:00~11:10 リニューアルオープンした日本の里エリアでのスポットガイド
場所:爬虫類生態館(アイファー)日本の自然エリア

②13:15~13:25 アフリカサバンナゾーンでの特別ガイド
場所:アフリカサバンナゾーンのコビトマングース横ビューポイント

③14:00~14:15 マレーグマの体重測定(雨の場合中止する可能性があります)
場所:マレーグマ展示場

④14:30~15:00 高齢動物のケアについて
場所:YouTubeライブ配信(天王寺動物園公式YouTubeチャンネルはこちら

皆様のご来園&ご視聴お待ちしております

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