みなさんこんにちは!
今回はふれんどしっぷガーデンの動物たちに新作のフィーダー(給餌器)を作ったのでご紹介します
まず、フィーダーとは何かというと…
動物のごはんを入れるものですが、動物が少し工夫することで中に入っているごはんを取り出せる仕組みになっています。
これは決して意地悪をしているわけではありません。
動物園の動物たちは限られた環境で暮らしており、退屈な時間もできがちですが、その退屈な時間を減らすことができる取り組みの1つがフィーダーになります。
少し取り出しにくくなっているため、動物たちが“考え”たり、“工夫”をしたりして取り出します。
動物園という単調な環境の中でもそのような時間を作ることが、彼らの生活の質を上げることにつながります。
そんなフィーダーですが、動物の種類によって形はさまざまです。
今回は野間馬とヒツジ用に製作してみました。
今回材料に使ったものがこちら!
塩ビパイプです。
塩ビパイプは腐食などにも強く、洗いやすいのでフィーダーの材料としてはぴったり!
このまま使うのも良いのですが、灰色ではあまり味気ないのでちょっと加工します。
加工途中の写真も撮ろうと考えていたのにすっかり取り忘れて、3分〇ッキングのごとく出来上がったものがこちらです↓
塩ビパイプの表面を燃やして木のような見た目にしました
塩ビパイプには専用の蓋もあるのですが、動物園にはなかったため木を切って削って蓋にしています(これが結構大変でした…)。
さあ、そんなこんなでできたフィーダーを動物たちが使う様子がこちらです。
まずは野間馬の福
当初は疑いのまなざしを浴びていたフィーダーでしたが、、
動画のように器用に鼻先を使ってフィーダーを転がし、中に入っているペレットを上手に取り出しています。
ちょっとでも福にとって良い時間になっていればと思います。
鼻先の動きがかわいらしいですが、このように器用に動かすことで草をより分けて食べることができるのがよく分かるかと思います。
フィーダーは不定期で使っているので見られるかどうかは運次第です。
ちょっとブログが長くなってしまったので、ヒツジたちが使う様子はまた次回!!
ふれんどしっぷガーデン担当より