最近のキジ舎について

キジ舎

みなさん、こんにちは

最近のキジ舎について担当者からご報告です

以前、パラワンコクジャクの恋の季節についてのブログを投稿しましたので、その後の経過をお届けしたいと思います

以前のブログはこちらからhttps://www.tennojizoo.jp/blog/16361/

ブログでお伝えしたようにオスが一生懸命メスにアピールした甲斐もあってか、4月中旬頃にメスの産卵を確認しました!

本来であれば、このまま親鳥たちに孵化までお任せしておきたいところでしたが、メスが抱卵せずに卵を置いて行ってしまう様子がよく見られたので、一旦2つの卵を回収して機械を使った人工孵化に切り替えることにしました。

↑この機械は、「孵卵器」といって温度や湿度を管理したり、卵の中の栄養が偏らないように卵を回転させる「転卵」を自動で行ってくれる優れものです!!

抱卵(卵を温めること)を始めてから、何日で孵化するかは鳥の種類によって実は違います。調べてみると、パラワンコクジャクはだいたい18日~20日で孵化するそうで、今回も4/20に孵卵器に卵を入れ、5/10に無事孵化しました

生まれたばかりのヒナは、17g程度でとても小さく、体も濡れています。段々体が乾いていくとともに足もしっかりしてきて歩けるようになっていきます。

パラワンコクジャクはキジのなかでも特に飛べるようになるのが早いらしく、孵化から10日程度で30㎝以上飛び上がっていてかなりびっくりしました

翼の成長も早く、日に日に羽の軸が伸びていくのも観察できました

1か月経った現在の姿はこんな感じで、体重も約50gとだいぶ大きくなりました!

今はバックヤードで暮らしてもらっているため、みなさまに見ていただくことはできませんが、今後もヒナの成長をブログでお伝えしていきたいと思いますので楽しみにしていてください

ヒナを直接見れなくて残念と思った方!まだチャンスはあります!

実は、現在パラワンコクジャクの展示場ではメスが抱卵している様子をご覧いただけます。

メスが集中できるように、展示場左手奥のケージ内で抱卵してもらっていますので、ゆっくり静かに見に来てください!

 

今回産んだ卵は無精卵(受精していないので孵化しない卵のこと)の可能性もありますし、今後どうなっていくかはパラワンコクジャクたちに任せてみようと思いますので、暖かく見守っていただけると嬉しいです。

そしてそして!!

キジ舎ではコサンケイのヒナも見ることができます。

こちらは4月中旬に孵化したヒナたちで、もうだいぶ大きくなっていて時々見えるところに出てきてくれるようになりました。

まだまだ小さくてかなり怖がりで、親の2羽も神経質なので無理に見ようとせず出てきているタイミングで静かに見てもらうようにお願いいたします!

ぜひみなさまキジ舎に足を運んでみてください👣

【おまけ 砂浴び中のメスに求愛行動をするオス】

 

【おまけ 止まり木の上で親の足元に隠れるヒナ】

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