ガルッキュ日誌⑩ ~ガルーガの離乳について~

みなさんこんにちは
ブログのチェックありがとうございます

天王寺動物園は5月26日より再開することができました。

再開してから、いろいろなお声をいただいております。

我々にとっても初めての経験が多く、
開園しながらもまだまだ試行錯誤が続いております。

色々とご指摘いただいた不備については、その都度見直していきたいと考えておりますので、
ご来園のみなさまには大変ご不便をおかけして申し訳ありませんが、
何卒、よろしくお願いいたします。

さて、本題にうつりたいと思います。

ガルッキュファンのみなさま、大変お待たせいたしました
めちゃくちゃお久しぶりに、ガルッキュ情報をお届けしたいと思います。
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まずは、おさらいです。
ガルッキュとは、2019年6月生まれのカリフォルニアアシカ姉弟で、
2頭の名前、お姉ちゃんの「キュッキュ」と弟くんの「ガルーガ」から半分ずつとって

私が勝手につけたコンビ名です。笑
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過去の連載は、こちらからどうぞ☆

しばらくご無沙汰している間に、ガルッキュたちにいろいろな変化がありましたので、
その様子を少しずつお知らせしたいと思います。

前回まで、ガルッキュ日誌は、キュッキュ日誌と名乗っていたんですが、
キュッキュがアシカ池に戻ってから、名前をガルッキュ日誌に変更するとお知らせしたまま、
新しい投稿が延び延びになっておりました。
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決してサボっていたわけではないんです。。。
みなさまどうかお許しを

アシカの子供たちにとって生後10か月前後というのは、とても大切な時期です。

というのも、このころからアシカたちは親離れ、離乳の時期に差し掛かります。

キュッキュはすでに、魚を食べることができているため、
多少甘えん坊でも問題ないのですが、
ここで問題になってくるのは、ガルーガです。
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4月初旬ごろより、ガルーガの日中寝ている時間が延び、少しずつ体格もスマートに(;´Д`)

観察を続けた結果、どうやらお母さんのユイちゃんのお乳の出が悪い様子(’A`|||)
まったく、出ていないわけではなさそうでしたが、今こそ離乳の時期です。
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自然界のアシカたちは、
小さい頃からいろいろなものに興味を持ち、泳ぐ魚を遊んで口に入れている間に、
あっ飲み込んじゃった
という感じで餌を食べ始めると言われております。

しかし、動物園で用意できる魚は基本冷凍のもの。
この、 ”動かない魚=ごはん” という認識をしてもらうのが、なんとも一苦労

実際、解凍したアジをガルーガに渡すと、咥えて振り回し、遊びはするのですが、
プールの中に持ち込んでしまうので、飲み込んだかどうかが分かりません。

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※ブレブレですみません。

できるだけ、群れにいる状態で離乳をしてほしいと考え、
お姉ちゃんのキュッキュが魚を食べているところを見てもらったり、
渡す魚の種類や切り方を変えてみたり、渡し方をアレンジしたり、、、と
いろいろチャレンジしていたのですが、

とうとう、4月の末時点で、推定40㎏弱だったであろう体重が、30㎏を切ってしまいました
※数字で見ると体重の減りが大きく心配になりますが、離乳の時期は通常こんな感じです。
安心して読み進めてくださいね。

それでもまだ、アジをごはんとは思ってくれていないようなので、
残念ですが、とうとう群れとはお別れして、お隣の隔離プールに入ってもらい、
本格的に離乳を始めることになりました。

さぁ、このあとガルーガはどうなってしまうのでしょうか??

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To Be Continue…  ガルッキュ日誌⑪へつづく☆

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