訃報　アムールトラ・センイチ

昨日、不調をお知らせしていたアムールトラのセンイチですが、残念ながら本日未明に亡くなりました。

17歳で国内最高齢のおじいちゃんでしたが、
とても人懐こい性格で、遊びに行くと必ず柵越しにもガラス越しにも頭をゴツンとして、同時に独特のグルルっという鳴き声で挨拶をしてくれました。

3月に入り、徐々に体調が悪くなり、調子のいい時には必ず頭を上げて鳴き声の挨拶はしてくれていましたが、
ここ数日悪化が急激で、次第にご飯が食べられなくなってしまい、投薬や点滴など治療につとめましたが亡くなる前数日間はほとんど食べずに寝たままで過ごしておりました。

夜間のセンイチの様子を確認したところ、最後は眠るように息を引き取ったようです。

病理解剖検査を行いましたが、ケガや直接死因につながるような所見は特に見つからず、ほぼ老衰だろうと考えております。

みなさまには、長らくセンイチを可愛がっていただき、本当にありがとうございました。
また、センイチが大阪のトラ代表となれるほどに長い期間、ブリーディングローンで貸し出していただいた多摩動物公園のみなさまにもこの場をお借りして感謝申し上げます。

きっと今頃、大好きだった姉さん女房のアヤコと久しぶりに再会をしてくれていると思いたいです。

悲しみは深いですが、3/16には、大森山動物園からまだ幼い風くんがやってくる予定ですので、センイチの分もしっかりと愛情を注ぎ、たくましく健康に、センイチに負けないぐらい長生きをしてもらいたいと思います。

しばらくの間、天王寺動物園ではトラをご覧頂くことはできませんが、何卒ご了承ください。

最後に、
センちゃん今までありがとう。センイチらしくゆっくりのんびり休んでください。