ペンギンパーク営巣地エリアのご紹介

フンボルトペンギン

みなさんこんにちは!

今日はペンギンの営巣地エリアについてのお話

 

ペンギンパークの展示場は、プールエリアと営巣地エリアに分かれています。

こちらが営巣地エリアです。

 


「えっ?なんで土?ペンギンは氷の世界で住んでいるのに!」と思った方

それは半分正解で半分違います。
なぜなら、世界中には18種類のペンギンがいて、さまざまな環境で生活をしています。キングペンギンやエンペラーペンギンなどは氷があるような寒地に棲んでいます当園で飼育管理しているフンボルトペンギンは気温が30℃を超えるような暖地に棲んでおり、氷の世界に住んでいない種類ということです。生息場所は国でいうと南米大陸のチリやペルーの海沿いです。生息地では、土やグアノ層といった場所で営巣をする為、当園でも営巣地エリアを土にしました。
※グアノ層:長い年月、海鳥のウンチや死体が積み重なってできた地層です

 

写真に岩が写っていますが、実はこのなかのいくつかは擬岩といって人が岩に似せて造った模型です。


穴が開いているのは巣として利用できるようにしたためです。

 

 


更に、巣の中の様子を観察できるように、上部が開くようになっているものもあります。

 

営巣地エリアはこれだけ広くて身を隠せる場所があっても、ペンギンパークに引っ越して間も無い頃はプールエリアにしかいませんでした。それもそのはず、ペンギンは陸上を歩くよりも水中を泳いだ方が素早く移動できるため、警戒心が強い時は水辺からは離れません。

 


優雅に泳いでいる様子。陸上よりも落ち着いていることが多いです。

 

でも、ご安心ください。
現在の営巣地エリアの様子はこちら


ちゃんとこっちに来てくれています

 


画像をズームにすると、2羽でウロウロしている様子でした
他の日は5羽で歩き回っているのも確認できました。ただ、早朝や閉園後にしか営巣地に来ていないので皆様が営巣地にいるペンギンが見られるのはもう少し時間が必要かもしれませんが是非とも温かい目で見守って下さい

 

 

おまけの1枚


ペンギンパークにいるアシカのガルーガ。スタッフに興味津々な様子

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