みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
すっかり涼しくなってきて、ふれんどしっぷガーデンの動物たちにとっては過ごしやすい気温になってきています。
もこもこのヒツジたちも真夏の暑さから解放され動きが活発になってきました。
今回は、ヒツジ「エリー」の最近の様子についてお話したいと思います。
(顔のまわりに乾草が付きすぎなエリーさん)
エリーは以前ブログでも紹介した通り、13歳と高齢になりました。加齢に伴い徐々に足の関節の動きが悪くなってきたためサポートを継続しています。（前回の記事はこちら）
現在は、痛み止めやサプリメントをごはんと一緒に食べてもらいつつ、筋肉が衰えないような対策をとっています。具体的には、1日に数回、飼育員の補助で立ち上がり、エリーの好物のペレットが入ったフィーダーを転がしてもらう運動を継続しています。
ただ、以前に比べると自ら立ち上がることが難しくなったようで、夜間の監視カメラを見ても立つ回数は著しく少なくなっています。
毎週行っている体重測定では体重の維持を確認しており、まだまだ食欲も旺盛です。
ごはんに関しては、歯が摩耗してきているため、乾草を細かく切ったものや水でふやかしたペレットなど、エリー用の特別食を食べてもらっています。
(他の個体に食べられてしまわないように、放飼場の隣の部屋で特別食を食べるエリー）
11月1日には四肢のレントゲンを撮影し、獣医師とともに今後の治療について検討しました。
(レントゲン撮影も頑張ってくれました)
完治は難しいと考えられるため、対症療法によって痛みなどを緩和しつつ、筋肉を落とさないよう運動してもらいながらエリーのQOL(生活の質)がなるべく下がらないように対策していきたいと考えています。
エリーは座っていることが多かったり、歩きにくそうにしている様子が見られるかもしれませんが温かく見守っていただけると幸いです。
