新緑の差し入れ 〜クロサイ編〜

みなさんこんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
この状況ですので、ステイホームされてる方もきっといらっしゃいますよね。

タイトルにもあるように、大変過ごしやすい素敵な新緑の季節なのに、この状況は、ほんまにもったいないなぁと、日々思っています。
ということで、今日はみなさんに新緑を感じていただけるようなブログを目指します

動物園に生えている植物は多種多様です。
この時期はそんなたくさんの木々がみんなニョキニョキと伸びる季節です

一部を紹介しますね

エノキ
丸い葉で、今の時期は小さな黒っぽい実がなります。
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ハリエンジュ
ニセアカシアとも呼ばれるマメ科の植物で、小さなトゲがたくさん生えています。
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トキワサンザシ
通称はピラカンサ。ハリエンジュよりさらにトゲトゲです!
今の時期は白い花が咲いています。
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トウネズミモチ
つるんとした葉が特徴的で、似たものにクロガネモチなどがあります。
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ウバメガシ
生垣などにも一般的によく使われる木で、どんぐりの木としても知られています。
葉の大きさの割に、大きめのどんぐりがとれます。

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これらの樹木の共通点は、草食動物たちのごはんになる種類です。

草食動物が好んで食べる木々は、年間の葉のつき方から大きく分けて2種類に分けられます。
ひとつが、「落葉樹」と呼ばれる、冬には葉が落ちて枝だけになってしまう樹木。
もうひとつは、「常緑樹」と呼ばれる、年中葉っぱが生い茂っている樹木。

先ほどの樹種でいうと、エノキ・ハリエンジュは落葉樹、ピラカンサ・トウネズミモチ・ウバメガシは常緑樹です。

今の季節はそのどちらも、たくさん若葉が出て、柔らかい葉が多いので、
草食動物たちにとって、食べたい植物の種類が多い時期だったりします。

この後、梅雨が明けたころには、落葉樹の葉が大人気になり、
冬前になると、落葉樹の葉は落ちてしまうため、春までの間は常緑樹の方が人気になってきます。

と、いうことで、今、園内は草食動物たちのごはんの宝庫どこを見てもよりどり緑です♪

と、いうことで、まずはクロサイたちのところに差し入れをもってお邪魔しました。
「お二方~、おすそ分けを持ってきたよ~!」
即、猛ダッシュで寄ってきてくれるライくん。
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ライくん、いつもありがとう。
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あれ?サミアが来ない、、、???
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と思ったら、サミアは真ん中の石垣の上にあがっておりました
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私たちは、この光景のことを『おてんばサミア』と名付けています。笑
使い方:
 飼育員A「今日2時ぐらいから『おてんばサミア』やったわー」
 飼育員B「あー!だからライがすねてたんか!」
ちなみに、ライくんはまだ一回しかここにあがったことがないので、
だいたいの場合は、『おてんばサミア』だと思われます。
上手にこの会話が使えるようになったら、かなりの天王寺Zooフリークです。笑

この後、よいしょっと降りてきたサミアが寄ってきたころには、もうライくんに持ってきた差し入れは全部食べられた後でした
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サミアごめんね。また持ってくるからね。

次に差し入れに行ったのは…と、気づいたら
ブログがえらく長くなってしまいました
この続きは次回に持ち越したいと思います。

まだ続きますので、次回も新緑を味わってくださいね

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