隠れ場所

飼育員ブログ

 

みなさま こんにちは

本日のブログは、担当者より鳥のセカイの鳥たちの隠れ場所についてです

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鳥のセカイでは、鳥たちの隠れ場所を少しずつ増やしてみています。

鳥によって、恐がり具合や好きな場所が全然違います。同じ種類でも、個体が違えば十人十色ならぬ十羽十色なのです。

そこで、様々な形や素材の隠れ場所を増やすことで、鳥たちみんなが安心して活動できる空間を広げよう!という作戦です。

現在、展示場にはU字溝・低木・寒冷紗・木の板・杭・木の枝・丸太・コンテナなどを入れています。複数種類入れている場所もあれば、1種類のみの場所もあります。

↓木の枝に隠れながらこちらの様子を伺うコサンケイ

特に、コサンケイのペアはかなり恐がりなため、2羽が暮らしている展示場には一番多くの隠れ場所を用意しています。

はじめ、U字溝・木の板のみ設置していたのですが、その時にはずっとどちらかの下で隠れている状態でした。

そこから、杭でごはんの置き場所を隠し、低木や木の枝、寒冷紗を設置することで低い位置の広範囲をカバーしました。

数日間は新しいものに警戒していましたが、そのあとは隠れ場所を上手に使いながら出てきてくれる時間が伸びてきています!

特殊なものとしては、2羽のヒオドシジュケイの部屋には、オレンジ色のコンテナを設置しています。

鳥のセカイに引っ越ししてきてから、水を流す水盤の中にいることが多かったため、囲われているのが好きなのかな?と考え、コンテナを設置しました。

すると、その中で休んでくれることが増え、いまでは私が掃除に入ってもそのまま休んでいることもあるくらいお気に入りの場所になりました。

(オレンジのコンテナはジャガーのおさがりなので、よく見ると噛み痕がついています)

動物たちと言葉を交わすことはできないので、今後も「なにがお気に入りなのか」「どんなものが好きなのか」「逆に苦手なものはなにか」を動物たちの動きを見ながら考えていきたいと思います!天王寺動物園にお越しの際は、鳥のセカイ展示場の変化も楽しんでもらえると嬉しいです★

↓実は、文中にあったこの写真にもコサンケイのオスが隠れているので探して見てください!

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