みなさん、こんにちは
いつもブログをチェックしていただき、ありがとうございます
この度、鳥の楽園である鳥の待望の赤ちゃんが誕生しましたので、ご報告したいと思います
その鳥とは、クロトキです！
クロトキの成鳥
天王寺動物園に2021年に来園し、それから鳥の楽園で暮らしてもらっています。
↑ちなみに、やってきてくれた時のブログはこちらです。
来園以来、クロトキの繁殖を目指して飼育をしていましたが、鳥の楽園は他にも鳥がたくさんいるため、来たばっかりのクロトキたちはなかなか居場所が定まらず、これまで巣を作ることもなく、今年3回目の繁殖シーズンがやってきました！
過去2年と比べて、餌の食べ方が違ったり、いる場所が違ったりと少し変化があったため、期待を込めて見守っていると、巣作りを始めた様子のクロトキたち
そして、6月某日、待望の卵を生んでくれました
しかし、卵を産んだ場所が悪く、残念ながら、卵が巣から転がり落ちてしまったため、
巣から転がり落ちた卵
親鳥には申し訳ないですが、回収して孵卵器に入れて温めていたところ、卵の中でヒナが育つ様子が確認され、7/8に待望のヒナが誕生しました
孵化直後のヒナ
さぁ、ここからが大変！！親鳥の元から回収した卵ですので、私たち飼育員が親代わりになり、人工育雛のスタートです！
人工育雛開始
天王寺動物園では、トキ類の人工育雛は経験がなかったため、トキ類の繁殖経験がある他の動物園の方にコンタクトをとり、最初に与えるべき食べ物など色々と教えていただいて悩みながら子育てをしております。
そんな他園の方のアドバイスのおかげもあり、私たちの心配をよそにみるみるう大きく成長していくヒナ。
日光浴中
毎日朝おはようと声をかけると、ものすごく元気に餌をおねだりしてくれるので、私たちもホッと一安心。孵化後19日を迎えて、体重も最初から約10倍に増え、初期の流動食だけでなく、魚やエビも食べられるようになってきました！
エビを食べるヒナ
どうぞお楽しみに
ちなみに、現在親のクロトキたちは、最初に産卵したところとは別の場所に新しく巣を作って、その中で新たな卵を抱いていますので、もしかすると皆様から見えるところでも子育てが始まるかもしれません！無精卵など、孵化しない可能性もありますが、期待を込めて見守っていただければと思います！
これからも、しっかりとヒナの代理の親として頑張りますので、皆様どうぞ応援よろしくお願いいたします
