ふれんどしっぷガーデンで暮らしていたヒツジのエマ(メス)が亡くなりました。
エマは2015年に天王寺動物園で生まれました。
今年1月に元気と食欲が少し落ちたため血液検査をおこなったところ、肝臓の数値が悪くなっていました。
そのため投薬などの治療をおこない、一時は改善がみられていました。
しかし、26日に突然食欲がなくなり、肝臓の数値がさらに悪化していたため、注射や点滴などの治療を連日おこなっていましたが、本日29日の朝に亡くなっているのを確認しました。
【飼育担当者より】
エマはコポッキー(オス)と兄妹で、昨年亡くなったエリー(メス)の娘です。
穏やかな性格のコポッキーに対し、エマは母親譲りのパワフルさで、まわりのヒツジたちを押しのけてごはんを食べにくるほど食いしん坊でした。
若いころから食いしん坊で、以前は太り気味の体型だったので、数年かけてダイエットをしてちょうどいい体重に戻ってきました。
昨年から足の調子が悪くなってきましたが、トレーニングにも積極的に参加してくれました。
しかし、ここ数日で元気がなくなり、ほとんど採食がみられないようになり、どうすれば食べてくれるのか、どんなものなら口にできるだろうかと試行錯誤していた矢先に亡くなってしまいました。
エマも高齢に差し掛かってはいましたが、まだまだ元気に長生きさせてあげたかったのでとても残念な思いであるとともに、もっと早く異変に気づいてあげられたのではないか、と悔やまれることがたくさんあります。
エマから教えてもらった学びをこれからの動物飼育にしっかりと活かしていきます。
エマのことを見守ってくださっていたみなさま、本当にありがとうございました。
そして、エマありがとう。
ゆっくり休んでください。
(ふれあい広場にいたころのエマ ※うしろはピーターとコポッキー)
(生まれた当時のエマとコポッキー)