みなさまこんにちは。
本日もスタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。
ここは主であるフンボルトペンギンたちが新施設に移動し、誰もいなくなった旧ペンギン舎。もう誰もいなくなったこの場所なのですが…
その敷地内に生えている大きなアラカシの根元に、何やら忙しそうに飛び交う昆虫の姿が見えます。
なんと根元に、ニホンミツバチの巣の出入口がありました。
ニホンミツバチは私たちにはちみつを与えてくれるだけでなく、花を渡り歩き(飛び)花粉を運ぶことで受粉を行い、植物や私たちが利用する作物の繁栄には欠かせない重要な存在なのです。
何よりミツバチは単体で見ると、コロコロと丸い体型でモフモフした産毛でおおわれ、おおきなお目眼(正確には複眼といいます)も相まって、とってもかわいいのです。(個人的主観です)
また、時期にもよりますがニホンミツバチはとてもおとなしく、写真のように巣の前で観察しているくらいなら刺されることもありません。(ハチたちは迷惑そうですが…)
なによりコロコロモフモフの可愛いミツバチたちが勤勉に働く姿が、また愛おしくてたまらないのです。(個人的主観です)
動画をよく見ると脚に黄色い花粉団子のお土産を付けて帰って来るハチもいます。
生態系では重要な役割を持つニホンミツバチですが、近年は薬剤散布や環境の変化、夏期の異常な高温等の影響を受けて生息数を減らし、生態系や養蜂家(ミツバチを育ててはちみつを生産する人)のみなさまも深刻な影響を受けているそうです。
そんな中で、都会のど真ん中のこの場所を営巣地に選んでくれた尊いニホンミツバチたちを、大切に見守りたいと思います。尚、この巣は管理エリア内にあるため、皆さまにはご覧いただくことができません。
そして、この旧ペンギン舎にはもう一種、かわいい住人がいます。
ペンギンがいなくなった池に、蚊の発生抑止のために入れている金魚たちです。これが群れで餌をおねだりに来て、またかわいいんです。(個人的主観です)