レッサースローロリスのナッツが死亡しました

悲しいお知らせです。

レッサースローロリスのナッツが昨日、9月4日に死亡いたしました。

以下、担当者からです。

レッサースローロリスは「ナッツ」のほかに「ピー」という2頭で飼育してきました。

最近では、毎日餌を持って行くと、2頭そろって入口まで迎えに来てくれて、私たちの手から直接大好物の蒸したサツマイモを食べにきてくれていました。

また、体重測定の練習をしており、ようやく体重計に乗ることができるようになっていたり、レッサースローロリスにとって良いとされている餌を新たに導入し始めていたりと、これからというときだったので、本当に残念でなりません。

しかしながら、「ナッツ」が教えてくれたことはとても多く、これからのレッサースローロリスの飼育に生かしていきたいと思っています。

「ナッツ」のことを可愛がっていただき、ありがとうございました。

ナッツは2005年12月29日に密輸されそうになっていたところを保護され、天王寺動物園にやってきました。

それから約16年という長い年月をこの天王寺動物園で過ごしてくれました。

誕生日が分からないため年齢はわかりませんが、レッサースローロリスの寿命が20年前後と言われていることを考えると、もしかしたらそれなりのお歳だったのかもしれません。

残念ながら、今回は解剖検査からも死因を特定することができませんでした。

ただ、歯が悪くなっていたことなどが分かりましたので、その点も含めて、残る「ピー」への餌の内容などを再検討していきたいと考えております。

今後とも、レッサースローロリスへの応援をよろしくお願いいたします。

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