床材検証~夜行性動物舎~

夜行性動物舎

スタッフブログをご覧のみなさま、こんにちは!

前回の夜行性動物舎からのお便りで、スローロリスの展示場の床材を検証しているとお伝えしました。
↓前回の記事はこちら
https://www.tennojizoo.jp/blog/7629/

担当飼育員さんから続報が届いたので紹介しますね


スローロリスの展示場の床材検証では以下の4種類を2回ずつ試す予定です。

ホワイトチップ・ワラ・カシチップ・落ち葉

ホワイトチップは小動物などの敷材に使われる天然広葉樹パルプが原料の柔らかいチップで、カシチップはふれあい広場の動物が食べ終わった白樫(シラカシ)を粉砕したものです。

ホワイトチップとワラの1回目の検証が終わったので、どんな様子だったかを紹介します

ホワイトチップ
床にチップを敷き詰めた当初は、今まで何もなかったところに何かある、という違和感からかすぐに床に降りることはありませんでした。数日ほどで慣れたようで、チップの上を歩く姿を確認できました。

ワラ
ホワイトチップの検証で床に何かがあることに慣れたのか、導入の翌日には床に降りる姿を確認できました。体をもぞもぞと動かしているのはマーキングをしているためです。

(映像内の日付が未来の日付2022年12月5日となっていますが、カメラの設定によるものです

ウッドチップもワラもビデオ解析中なので、どう行動が変わったかなどは断言できませんが、解析が進んだら改めて報告します

また、カシチップはたくさんあったので他の動物たちの獣舎にも入れました!

ショウガラゴ


すぐに近づいてきて手に持って匂いを嗅いだり投げたりと、色々な行動が見られました

フクロモモンガ


数日は反応が見られませんでしたが、その後チップをベッドにして眠る様子が見られました。
いつも巣にしているボールの中で寝ているのですが、夜行性動物舎の担当になって1年初めて別の場所で寝ている姿を見ました

ハクビシン

チップのベッドの中で休んでいる様子をよく見かけます

また進捗があったらブログでお伝えしますね


今日から新年度、天王寺動物園にも新しい仲間が加わりました
いつもより爽やかな空気になったような気がします(笑)
スタッフブログでもフレッシュな情報をたくさんお伝えしていきますので、これからもよろしくお願いします!

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