本日、ブチハイエナの愛が死亡いたしました。
愛は25歳と、高齢の個体でした。
以前からまれにあったのですが、今年の3月頃から便秘が続くことが増えていました。そのため、少しでも改善するように、整腸剤をあげたり、水分補給のために白菜やゼリーを普段の餌にプラスしたりしていました。
一度は回復しましたが、5月中旬頃から再び便秘が悪化し、食欲も落ちてきたため、白菜やゼリーを残すようになってしまいました。そこでゼリーに肉汁や肉を入れて食欲を上げるよう工夫をしたり、飲み薬を与えるなどをした結果、再び食べてくれるようになりました。
しかし、また徐々に食べなくなっていき、6月4日にはかなり気持ち悪そうで元気もなかったため、吐き気止めなど、注射と補液を行いました。6月5日の朝、飼育担当者が様子を見に行った時は目を合わせて反応もしてくれましたが、その後意識が無くなり心肺停止状態となりました。すぐに心臓マッサージ等の蘇生措置を行いましたが、10時20分死亡を確認しました。
解剖の結果、死因は肝不全と思われます。
2003年に来園してから色々な姿を見せてくれて、引退してバックヤード暮らしになってからも多くの人に気にかけてもらった、愛されハイエナだったと思います。食いしん坊で好き嫌いなく何でも食べて、最近はダイエットや体重測定にも付き合ってくれるなど、健康管理にもとても協力的でした。
【天王寺動物園】ハイエナ愛
今まで愛を応援していただき、ありがとうございました。