みなさんこんにちは!
今日はフサオネズミカンガルー&スローロリスの近況をお知らせします
夜行性動物舎には、16歳のおじいちゃんフサオネズミカンガルーのフーザブロウがいます。
みなさんはフーザブロウの尻尾になにか巻いてあるのを見たことがありますか?
これはテーピングをしているんです。尻尾の先が地面に擦れて傷になったり、さらにそこを齧ったりすることがあるので、傷を保護するためにテーピングをしています。
また、このテーピングは穴が開いたり外れてしまったら新しく巻き直さなければなりません。今まで巻き直しをする時は、フーザブロウを網で捕獲して行っていました。しかし、この方法では高齢のフーザブロウに負担をかけてしまいます。そこで、捕獲をせずにテーピングすることを目指したトレーニングを始めました。時間はかかりましたが、3カ月ほどかけてフーザブロウがごはんを食べている間にテーピングができるようになりました。現在は穴の開いたテーピングの回収も安定してできるようになりました。
↓練習の様子。テープを切る時に使うハサミが尻尾に当たっていても気にしていません。
フーザブロウは高齢なので最近は午前中はほとんど動きません。午後からは活動しておりトレーニングにも参加してくれますが、健康のためにも更に身体を動かしてもらえるような取り組みも進めたいと思います。
続いてスローロリス「ピー」の近況
スローロリスは前に床材検証をしたことをお伝えしました。
その1→https://www.tennojizoo.jp/blog/8305/
その2→https://www.tennojizoo.jp/blog/12368/
今は展示場の壁にネットを張るエンリッチメントの導入を考えています。壁にネットを張ることでピーが行動できる範囲を広げられるかもしれません。
ですが、ネットを張るために壁にドリルで穴を開けたり大きなものを部屋に持ち込まないといけません。ピーが部屋にいる状態でドリルを使うと、騒音などでピーにストレスを与えてしまうかもしれません。作業の時に別の場所に移動してもらうために、かごに自ら入ってもらう練習を始めました。最近は入口で呼ぶと、かごまで歩いて来てくれます。かごの中ではコオロギやアラビアゴムなど、ピーの好物を渡しています。
↓近くに来たピー後ろに見える黒いネットが「かご」です
立ち去るピー
↓かごの中でごはんを食べるピー
ネット張りは只今準備中なので、進展したらまた報告したいと思います。
それとは別にスローロリスの展示場に新しいフィーダーを設置しました。他の担当者の力も借りて作ったのですが、木に開けた穴にアラビアゴムを流し込んで使う、というものです。スローロリスは本来は木の樹脂を舐めたりするので、その行動を引き出すための取り組みです。
(アラビアゴムはAmazonほしい物リストでいただいたものです!ありがとうございます)
おまけ
キーウィ「ジュン」の部屋にワラを敷いてみました。野生のキーウィは地面に嘴を突っ込んで幼虫などを探して食べます。ワラで地面を隠してごはんを探してもらうための取り組みです。ワラのにおいもいい刺激になればいいなと思っています。
プクヌイの部屋も毎日土を耕しています。そうすると嘴が届かないところまで潜ったミミズが出てきて、その後は自分で捕まえてくれます。
夜行性動物舎担当飼育員