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天王寺動物園に3頭のゾウがやって来て、もう3か月が経ちました。
天王寺動物園での生活にも少しは馴れて来たようです。
そこで、ゾウたちの生活の質向上のための最近の取り組みをお伝えします。
まずは、フィーダーアームです。

フィーダーアーム
ゾウは本来、鼻を器用に使って高いところの餌を取ったりします。
より高いところの餌を取るときは脚も使ったりします。
そのため、高い位置に餌をぶら下げることができるように、エレファントヴィレッジには給餌用クレーンをいくつか設置していて、そのクレーンのことを私たちはフィーダーアームと呼んでいます。
実際にゾウ達が利用しているところを動画でご覧ください。
運動場と寝室には、ゾウ達が時間をかけて餌を食べるために用意した穴、通称「鼻出し穴」もあります。
穴の先に餌を設置して、ゾウが鼻を入れて餌を探して食べてもらうことができます。
穴の先はゾウからは見えないので、手探りならぬ”鼻探り”で餌を探すことで、時間をかけてゆっくりと餌を食べるための工夫です。
今はまだ単純に餌が置いてある状態ですが、野生化ではゾウ達は起きているほとんどの時間を採食(餌を探したり食べたりすること)にかけるので、
今後は更に時間をかけて餌を食べてもらえるように工夫することを考えています。
他にも、エレファントヴィレッジでは、ゾウの脚への負担を減らすために床には土や砂を敷いています。
ゾウは体が大きく体重も重くいため、コンクリートやアスファルトで生活し続けると、
自らの重さで脚に大きな負担がかかってしまい、
ケガをしたり脚の病気になったりすることがあります。
地面が砂や土であれば、より自然の状態に近く、脚にかかる負担を軽減することができます。
しかし、ゾウたちが毎日同じ地面を歩くとその重さですぐに土や砂は踏み固められてしまいます。
それでは砂や土の効果が半減してしまうため、定期的に重機を使って耕します。
地面の耕耘をするときに、砂山を作ることもあります。
今のところ実際はその山にもたれているところを見たことはありませんが、
その山で砂浴びをしたり、山を崩して遊んだりしています。
また、運動場に丸太も設置しました。
この丸太は鼻で押したりする行動を引き出せないかと思い設置しましたが、あまりその行動は見られません。
何度か丸太を触っている様子が見られましたが、つないでいる鎖の方が気になるようです。
このように、今後もゾウたちの新たな行動が見られると思います。
私たちもゾウ達の多様な行動を引き出すことができるように、いろいろな工夫を続けていきます。
是非、観察してみてください。
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