ニホンイシガメ誕生~アイファー編~

アイファー(爬虫類生態館)

みなさんこんにちは!スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。

少し前に投稿したニホンイシガメの観察記録はご覧いただけましたでしょうか。
↓まだの方はこちらからご覧いただけます(全4回)
https://www.tennojizoo.jp/category/blog/%e3%83%8b%e3%83%9b%e3%83%b3%e3%82%a4%e3%82%b7%e3%82%ac%e3%83%a1/

今回は、IFAR(爬虫類生態館)のバックヤードで飼育されている大阪府産ニホンイシガメのお話です。
IFARでは8月9日に子ガメが孵化しました。

真夏の暑さで水温が上がってしまうニホンイシガメの飼育場の換水作業をしていると、小さな影が水中を通り過ぎました。

よく確認してみると、一匹の子ガメでした。その日に作業していたIFAR担当者はみんな大喜びです。

6月下旬、繁殖できるように環境を整え、飼育場に設置された土の上では、メスのカメが産卵している様子が確認できました。その卵を取り上げて人工孵化させるか、そのままに自然孵化させるか悩んだ末、自然孵化を選択しました。その後、気温がぐんぐん上昇していく中で、今年は孵化しないかもしれないと諦めかけていた矢先に子ガメを発見できました。

ニホンイシガメは地中で孵化した後、ほかのカメとタイミングをそろえて土から出てきます。8月9日時点で1匹確認できたので、続々と翌日以降に増えてくることを期待して、飼育場を毎日覗きに行きましたが、結局9日以降は新しく生まれた子ガメを発見できていません。

親と一緒に飼育を続けてしまうと、子ガメは食べられてしまう危険性があるため、孵化した1匹の大阪府産ニホンイシガメを単独飼育することにし、現在順調に成長しています。

 

ちなみに、10月19日現在ではあと2匹生まれて、合計3匹が順調に成長しています。

 

つづく

 

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