マリーさんの闘病生活 ~3/15~

ピューマ

みなさまこんにちは。

 

タイトルにもあるとおり、ピューマのマリーの事でお伝えしたいことがあります。

マリーは、159か月というおばあちゃんのピューマで、ここ数か月で体調を崩し、食欲のない日があったり尿の量が減ったりと様々な体調の変化が表れています。

そのため、採血や採尿を行い、その検査結果から腎臓の状態がよくないことが分かってからは、餌の種類や切り方・形状などを変えるといった工夫をしたり、投薬や補液などの治療を行ったりしてきました。

これまでの詳しい状況は、過去のブログをご覧ください。

最近のマリー
みなさんこんにちは。 マリーの体調についてお伝えします。 ここ最近は気温も上がってきたためか体調がいい日も多くなってきています。 展示場でまったり〜 お伝えしておりますが、ここ2ヶ月は食欲不振、元気消失、排尿量の...

 

そんな中、先週末、マリーの食べる量がこれまでよりもがくっと減ってしまいました。

そこで、より正確な検査をするために、ネコの腎不全の研究をされている大学の先生に尿成分を分析していただいたところ、腎臓がかなり悪くなっていることが分かりました。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、腎臓は一度状態が悪くなると回復が難しい臓器の1つです。

高齢なこともあり、腎臓の働きが徐々に悪くなってきているのは把握しておりましたが、こんなにも悪くなってしまっっていたという結果に、本当に残念な気持ちでいっぱいです。しかし、今後、向き合っていくしかない問題だと思っています。

腎臓に負担をかけないためには、ある程度しっかりと水を飲んでもらう必要がありますが、その点マリーは良く水を飲み一日に何度も排尿をしてくれているので、それだけは唯一の救いです。

一昨日からは少し餌を食べる量が戻ってきましたが、食べ過ぎると吐いてしまうこともあるため、マリーが何を食べたいのか一口ずつ反応を見て、無理のないように与えています。

時間帯によっても調子が変わるみたいで、朝は比較的動き回っていることもあり、そのあとはトロ舟というお気に入りの緑の容器の中で、寝ている時間が増えています。

展示をやめた方がいいのでは?と思われる方もいらっしゃるようですが、大好きな日光浴ができるよう、できるだけ展示場と寝室を自由に行き来できるようにしております。ですので、マリーの姿が見えない場合もあるかと思いますが、その点はご了承ください。

 

今後、マリーの体力も考えながら、どのような飼育方法と治療ができるのか、私たち動物園の職員だけでなく、大学の先生方にもアドバイスをいただきながら、考えていくつもりです。

今後も、マリーの負担を少しでも軽減できるように力を尽くしていきたいと思います。

マリーの闘病生活はこれからも続いていきますが、みなさまどうぞ温かく応援していただければ幸いです。

動画は、先日まだちょっと体調がよかった時に、一瞬おもちゃで遊ぶ?ってなったマリーの様子です。こんな姿が一日でも長く見られますように、願いを込めて。

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